40周年記念企画

オリゼメートは粒剤として昭和50年発売以来、農業環境、栽培技術、農薬散布方法など多様な変化の中で、「あらゆるニーズに対応するオリゼメート」をコンセプトに進化してまいりました。このコンテンツでは、日本の水稲栽培にとって大きな変化が予測される中、オリゼメートに求められる革新の提言も含めて、多くの先生方に御執筆頂くと伴に、「世代を超えて受継がれるオリゼメート」を実証すべく全国の生産者に対する取材報を掲載いたしました。

現場が立証する40年間の軌跡と未来に受継がれる成果

日本発、そして世界で初めて実用化された植物防御機構活性化剤(抵抗性誘導剤)オリゼメート。今から40年前(1975年)、私達はその珠玉の財産を日本の農業現場に送り出しました。
減反政策の施行により、時恰も水稲栽培は量から質への転換が始動した時代です。良食味米の作付けが始まったのです。おいしいお米はいもち病に弱いのでは…? かかる事実が出始めました。オリゼメートはこうした良食味米の作付け進展とともに、普及が拡大しました。

オリゼメート剤普及面積推移
(昭和52年~平成25年)

発売当初、オリゼメートの作用性は明確ではありませんでした。直接的な抗菌力がほとんどないのになぜ効くのか? この研究は現在でも続けられています。イネがオリゼメートを吸収し、いもち病に感染すると高い防除効果が発揮される。即ち、現場で初めて立証される効果です。オリゼメートは40年間、現場で育てられ、進化してきました。これまでに使われた累計水稲面積(推測値)は1,411万ha(昭和52年~平成25年)です。私達にとってこの1,400万ha余の使用実績は、オリゼメートの信頼の証であり、多くのエビデンスを内包する大切な財産とも言えます。
現場で育てられたオリゼメートは、園芸作物の病害への有用性も数多く見出され、現在は12種の野菜に適用が拡大されています。オリゼメートにとって、生産現場には多くの機会と可能性があります。

オリゼメート剤累計普及面積
(昭和52年~平成25年)

私達は、この40年間に世代を超えてオリゼメートを使い続けている生産者を全国に取材し、生産現場での実証を確認するとともに、さらに次世代につなげるノウハウを見出したいと考えました。
取材した生産者は北海道から九州(宮崎県)まで23組です。内訳は北海道3、秋田県2、岩手県1、宮城県1、山形県1、福島県2、茨城県1、栃木県1、群馬県1、千葉県1、山梨県1、長野県1、新潟県1、富山県1、兵庫県1、岡山県1、広島県1、大分県1、宮崎県1となっています。
北海道は品種の変化と平成21年のいもち病多発生により、予防防除を導入する生産者が多く、世代を超える歴史にはなっておりませんが、後継者への継承が期待できます。
茨城県(レタス)と千葉県(ネギ)は園芸作物で使用している生産者です。レタスは平成元年、ネギは平成10年の登録となり、使用履歴は使い始め初代から2代目につながる段階でした。園芸分野は防除薬剤が少ない細菌性病害が対象のため、生産者の使用感は強く、「オリゼメートがないと作れない」といった意識がありました。
水稲分野では全国各地の現場で長い間オリゼメートを使用している生産者を取材することができました。本田用粒剤から無人ヘリ散布、さらに箱処理剤や側条施薬とオリゼメートの進化をそのままトレースした現場がありました。共通している生産者の思いは「オリゼメートの効果は安定しており、この信頼感は揺るがない」と総括できます。
オリゼメートは、次の10年間も力強く進化し続けます。様々な示唆を現場から受けました。安定した効果と安全性、低コスト化、省力化等々ニーズの多様化に対応しつつ、現場で育てられたノウハウを大切に、そして世界初の植物防御機構活性化剤のフラッグシップとしての基本理念を貫き続けたいと考えています。

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